スポーツや音楽イベントなどで、1万人を収容できるジーライオンアリーナ神戸=3日午後、神戸市中央区新港町(撮影・笠原次郎)
スポーツや音楽イベントなどで、1万人を収容できるジーライオンアリーナ神戸=3日午後、神戸市中央区新港町(撮影・笠原次郎)

 神戸港新港第2突堤で整備していた「ジーライオンアリーナ神戸」(神戸市中央区)が完成し、建物を所有するNTT都市開発(東京)は3日、竣工式を開いた。1カ月後の4月4日に開業し、アリーナを運営する「One Bright KOBE」(ワンブライトコウベ、神戸市中央区)は夜にこけら落としのライブイベントを催す。

 式典には同市の久元喜造市長も出席し「壮大な非日常空間で圧倒された」と感想を述べ、「神戸空港が国際化し、新しい国際都市としてスタートを切る絶妙なタイミングでの開業」と期待を寄せた。ワンブライト社の渋谷順社長は「神戸に新しいにぎわいを創造できるような拠点にしたい」と決意を述べた。

 アリーナは延べ床面積約3万2200平方メートルで、VIPフロアを含め5層に約1万席、国内の屋内アリーナで最大となるメインビジョンを備える。この日はアリーナの内覧会が催され、アリーナを本拠とするバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)神戸ストークスのロッカールームも公開された。(西井由比子)