食肉加工卸のエスフーズ(西宮市)が14日発表した2025年2月期連結決算は、国産牛肉の販売が首都圏などで伸びたほか、輸出も増え、売上高が過去最高を更新した。訪日客や大型パーティーに関連する需要の回復も増収を支えた。
一方、米国で牛の仕入れ価格が上がったほか、ニュージーランドの子会社が手がける中国への牛肉販売も振るわず、経常、純利益ともに減少した。原材料費や物流費などの高騰も利益を圧迫した。
26年2月期は、米国で牛肉の新工場を稼働させるなど、国内外で牛肉などの販売シェア拡大を図り、増収増益を見込む。(長尾亮太)