「オーファンドラッグ」という言葉がある。世界中でも患者の少ない、希少疾病の治療薬のことだ。芦屋市に本社を構える製薬会社JCRファーマは、この領域で確固たる地位を築く。研究開発から製造まで一貫して担うバイオベンチャーとして歩み、今月13日に設立50年を迎えた。「苦しんでいる患者や家族の思いに応え、治療法がない世界を変えていこう」。創業者の芦田信(しん)会長兼社長(82)は、そんな思いを胸に半世紀を駆け抜けてきた。研究者から経営者へ。その歴史は「やってみよう」というチャレンジの連続だった。
「オーファンドラッグ」という言葉がある。世界中でも患者の少ない、希少疾病の治療薬のことだ。芦屋市に本社を構える製薬会社JCRファーマは、この領域で確固たる地位を築く。研究開発から製造まで一貫して担うバイオベンチャーとして歩み、今月13日に設立50年を迎えた。「苦しんでいる患者や家族の思いに応え、治療法がない世界を変えていこう」。創業者の芦田信(しん)会長兼社長(82)は、そんな思いを胸に半世紀を駆け抜けてきた。研究者から経営者へ。その歴史は「やってみよう」というチャレンジの連続だった。