ガザ地区を歩くパレスチナ人の家族=21日(ゲッティ=共同)
 ガザ地区を歩くパレスチナ人の家族=21日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルのメディアは8日、トランプ米大統領が先週、ネタニヤフ首相に対し、パレスチナ自治区ガザの和平計画「第2段階」に移行する考えを伝えたと報じた。イスラエルはガザに残る最後の人質の遺体返還やイスラム組織ハマスの武装解除を求めていたが、米政権は早期移行を優先し、不安定な状態が続く停戦の維持につなげたい考えだ。

 報道によると、米政権は来週にもガザの暫定統治を担う国際機関「平和評議会」のメンバーを発表する可能性があるという。トランプ氏がトップに就く平和評議会にはエジプト、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)のほか、英独伊が参加する見通し。メンバーは昨年12月中旬に発表される予定だったが、ガザの情勢が不安定で国際的な支持が得られず難航していた。

 トランプ氏は12月の会談でネタニヤフ氏に第2段階への「速やかな移行」を要請。ネタニヤフ氏は懸念を示したものの協力を表明した。第2段階にはガザ治安維持のための国際安定化部隊設置も含まれる。

 ガザでは昨年10月の停戦発効後もイスラエル軍の攻撃が続く。