神戸地裁=神戸市中央区橘通2
神戸地裁=神戸市中央区橘通2

 昨年8月、西宮市の自宅で妻=当時(70)=を殺害し、洲本市の道路脇に遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた無職の男(63)に対する裁判員裁判の初公判が25日、神戸地裁(坂口裕俊裁判長)であった。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、被告は昨年8月2日夜、西宮市の自宅で妻の首をタオルで絞めて窒息死させ、翌3日未明までの間に、遺体を寝袋に入れて車で運び、洲本市の県道沿いののり面に遺棄したとされる。

 検察側は冒頭陳述で「部屋に物をためるなど長年の妻の生活態度に不満を募らせ、殺害を決めた」と指摘。遺体を運ぶための寝袋を事前に購入するなど計画性があったと主張した。

 弁護側は「被告が収集癖のある妻に片付けを求めたところ、激高され包丁を突き付けられたことが何度もあった」などと述べた。