大分市の一般道で2021年、時速194キロの乗用車が右折車と衝突した死亡事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)罪の要件である「制御困難な高速度」と「妨害目的」を認めなかった今年1月の福岡高裁判決は判例違反だとして、検察側が近く上告趣意書を最高裁に提出することが25日、遺族側への取材で分かった。

 遺族側は福岡高検で、28日が提出期限の趣意書に関し説明を受けた後、取材に応じた。死亡した小柳憲さん=当時(50)=の姉長文恵さん(60)は、趣意書の内容を「これ以上ないつくりだった」と話した。

 二審判決は、危険運転致死罪を認めて懲役8年とした24年の一審大分地裁裁判員裁判判決を破棄した。