オリジナルジュエリーを製作、販売するコレット(神戸市中央区)が、リフォームに特化したブランド「re allure(レ アリュール)」を立ち上げた。顧客の要望に応じて、打ち合わせを重ね、指輪やネックレスを新しいデザインに生まれ変わらせる。金価格の高騰を受け、手元にあるジュエリーの価値を見直す人が増えているという。(末永陽子)
同社は2010年、中橋一泰社長(46)と妻でデザイナーのajuさん(47)が始めた。ajuさんは元々、アクセサリー作りが趣味で友人らに贈っていた。
最初はアパレルショップなどに商品を卸し、11年1月に会社を設立。「コレットギフト」の店名で同年3月に名古屋店、13年に神戸国際会館SOLに神戸店を構えた。天然石とゴールドを組み合わせた商品が中心。誕生石のジュエリーが人気を集め、リピーターが3~4割を占める。
新しいリフォーム事業は、顧客の声から生まれた。5年ほど前、新型コロナウイルス禍で、リピーターの女性から「米国にいる娘に会えない代わりに、ジュエリーを送りたい」との相談があった。ajuさんが女性が持つオパールのリングと、その夫のネクタイピンの石を組み合わせたペンダントトップをデザインし、職人が仕上げた。
以降、顧客からの紹介や口コミを通じて相談件数が増えてきた。「祖母の形見のリングを、日常使いできるようなネックレスにしたい」「長年使った四つのリングを一つのイヤーカフにできないか」…。家族で共有する事例も。ある女性は母から受け継がれた3連のダイヤモンドリングを三つのリングに変え、娘2人と分け合った。
新ブランドには「もう一度、魅惑の世界へ」との思いを込めた。リフォーム市場では先行する大手も多いが、丁寧なカウンセリングと、長年のオリジナルジュエリー製作で培った天然石の加工が強みだ。
「どの品にもかけがえのない物語がある」とajuさん。中橋社長は「モノだけでは測れない価値を大切にする気持ちで、オーダーと向き合いたい」と話す。シルバーは最低3万円、プラチナや金は最低11万円の料金で依頼を受ける。























