カントリー調の音楽が響くホールで、真っ赤なスカートに身を包んだ女性やウエスタンシャツを着た男性が踊る。手を取り合ったり、輪になったり。米国で生まれたフォークダンスの一種「スクエアダンス」。今月8日、日本各地の愛好家が西宮市に集い、軽快に体を動かしながら交流を楽しんだ。(吉田敦史)
JR西宮駅前のフレンテホール(西宮市池田町)で開かれた「ジャンボリー(大会)」。地元の西宮スクエアダンスクラブ(愛称ランラン)が新型コロナ禍を経て4年ぶりに主催し、近畿や関東、東海、四国の38クラブから191人が足を運んだ。
「歩くダンス」ともいわれるスクエアダンスはカップル4組、計8人で1セットになり、「コーラー」と呼ばれる指示者から英語で発せられる即興のコールに従って動く。8人はスクエア(正方形)の配置からスタートし、指示通りに次々と隊形を変えてまたスクエアに戻る。