市制70周年記念ソング「この街は私の宝物」を披露する植村花菜さん=川西市火打1、川西市キセラホール
市制70周年記念ソング「この街は私の宝物」を披露する植村花菜さん=川西市火打1、川西市キセラホール

 兵庫県川西市出身のシンガー・ソングライター植村花菜さんによる市制70周年記念コンサートが1日、川西市キセラホール(火打1)で開かれた。市民らから寄せられた思い出などを基に植村さんが作詞作曲したオリジナルソング「この街は私の宝物」も初めて披露され、会場は大きな拍手に包まれた。

 記念ソングは、市が「川西のこんなところが好き」と題して市民からエピソードを募集。植村さんは「誰もが懐かしさを感じ、楽しく歌える歌を一生懸命作った」と語る。抽選で選ばれた5~9歳の子どもたちとともにミュージックビデオ(MV)も収録した。

 ♪春に見上げる桜並木 夏の空に咲く花火

 季節を彩る自然に 心癒やされて

 (中略)

 猪名川の河川敷から 眺める電車や景色

 夕暮れに染まる川面が すごくきれいで

 振り返れば数えきれない かけがえのない思い出

 この街は私の宝物

 市を象徴する場所や催しが歌詞に盛り込まれ、ふるさとへの温かい思いが詰まった曲になっている。

 記念コンサートでは、代表曲の「トイレの神様」や、米ニューヨークへ拠点を移す前に家族や友人に向けて「また故郷に戻ってくるから安心して」との思いを込めて作ったという「ただいま。」も披露された。

 1日から、能勢電鉄川西能勢口駅の発車メロディーが記念ソングに変更されている。(浮田志保)

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