晴天の下、にこやかに参道を歩く七五三参りの家族=西宮市社家町
晴天の下、にこやかに参道を歩く七五三参りの家族=西宮市社家町

 子どもの健やかな成長を祝う七五三参りが、阪神間の神社仏閣で本格化している。兵庫県西宮市社家町の西宮神社の境内では、3連休も振り袖やはかまなどの晴れ着に身を包んだ子どもと家族らでにぎわい、和やかな雰囲気に包まれた。

 男児は3、5歳、女児は3、7歳を祝う習わし。陰陽(おんみょう)道で最上の吉日とされる11月15日ごろの参拝が定着していたが、近年は9、10月にも分散しつつある。

 例年5千組以上が訪れるという西宮神社では、雨が降った2日こそ80組ほどにとどまったものの、3日は約200組、4日は約220組が次々とご祈禱(きとう)を受けた。

 数えで7歳の女児(6)=西宮市=は妹(3)と一緒にピンク色の着物でおめかしして「キラキラでかわいい」とご満悦。母で保育士の女性(42)は「仕事をしながらばたばたの毎日だけど、こうして見ると成長を実感しますね」と喜びをかみしめていた。

(吉田敦史)