病気やけがで気落ちした人を励まそうと、宝塚市立病院(小浜4)の2階展示スペースに、折り紙作品が飾られている。ピンクの花を満開に咲かせた桜の木や、市花のダリアなどが壁面を明るく彩る。一日に何度も足を運ぶ入院患者や、涙を流して感謝する人もいるという。(吉田敦史)
制作したのは同市立西公民館(小林2)で活動する折り紙サークル「折り折りの会」。代表の小林都子(くにこ)さん(78)が、新型コロナ禍で自身の得意なことを生かして人の心を癒やそうと2021年ごろに結成した。小林さんの友人5人ほどで始まり、現在は70代から98歳の25人が所属している。