秦雅夫球団オーナー(右)とともに必勝を祈願する阪神タイガースの選手ら=西宮市社家町
秦雅夫球団オーナー(右)とともに必勝を祈願する阪神タイガースの選手ら=西宮市社家町

 プロ野球が27日に開幕するのを前に、球団初のセ・リーグ連覇を狙う阪神タイガースは5日、兵庫県西宮市社家町の西宮神社で必勝祈願を行い、藤川球児監督と選手ら約150人が参加した。同県南あわじ市出身で、今季から選手会長を務める村上頌樹投手(27)は「結果を残し、ファンの皆さんに恩返ししたい」と力を込め、3年ぶりの日本一を見据えた。(潮海陽香)

 阪神は昨季、5月から首位に立ち、交流戦明けに11連勝を記録。9月にリーグ最速で優勝を決めたが、日本シリーズではソフトバンクに敗れ、日本一には届かなかった。

 必勝祈願は1962年にリーグ優勝した翌年から毎年続けている恒例行事。この日は好天に恵まれ、ユニホーム姿の選手らは球団歌「六甲おろし」が流れる中、参道をゆっくり歩いて拝殿に向かった。

 おはらいを受けた後、吉井良昭宮司(74)によって祝詞が読み上げられた。藤川監督らが玉串を奉納し、秦雅夫球団オーナーに必勝祈願の札が授けられた。

 昨季リーグ最多14勝を挙げ、優勝に貢献した村上投手は祈願後、チームスローガンの「熱覇」と書いた絵馬を奉納。既に2年連続の開幕投手に指名されている右腕に気負いはなく、「けがなくシーズンを過ごせるよう祈願した」と淡々と語った。

 チームを応援しようと集まったファンは約500人。家族で訪れた神戸市立東灘小6年の男児(12)、3年の男児(9)の兄弟は「去年優勝したから今年も大丈夫。勝ち続けて、リーグ最速優勝の記録を更新してほしい」とエールを送った。祈願を終えた吉井宮司は「ファンの熱気を受けて、選手も力を発揮してくれるだろう」と期待を寄せていた。