兵庫県たつの市新宮町段之上の民家で母娘が刺殺された事件で、公開手配されている大山賢二容疑者(42)が事件発覚の翌日となる20日午後4時ごろ、現場の約2キロ南で目撃されていたことが27日、県警たつの署捜査本部への取材で分かった。捜査本部は、その際に撮影された画像を容疑者の新たな写真として公開した。
これまで容疑者の足取りは、17日早朝の現場付近で途絶えていた。捜査本部は今回の詳細な目撃場所を明らかにしていないが、捜査関係者によると新宮町觜崎の河川敷で、揖保川に架かる觜崎橋の下。人目にはつきにくいところだった。
新たな写真では、緑色の長袖の上衣、白い縦線の入った黒っぽいズボン姿で、白いタオルを首に巻き、黒縁眼鏡と白いマスクをしていた。17日に撮影された公開済みの映像とは服装が一部異なっていた。
容疑者はいすに座り、足元には透明の液体が入ったペットボトルが2本あった。不審に思った目撃者が動画で撮影し、25日夜に捜査本部へ提供。27日、本人と確認された。目撃者と容疑者の間に会話などのやりとりはなかった。
大山容疑者が16日深夜に高砂市内で職務質問された際、所持金は550円で、キャッシュカードや交通系ICカード、運転免許証、スマートフォン、家の鍵は持っていなかった。
捜査本部は、容疑者の所持金などから交通機関で遠方に逃げるのは容易ではないとみて、27日朝から捜査員を増員し、草むらや橋の下、空き家の陰など人が隠れそうな場所を捜索した。
新宮町内の全6小中学校では20日以降、集団登下校を続けている。29日までの措置だが、捜査の展開によっては延長するという。























