災害を想定した訓練の大切さを訴える、FMゲンキ常務の野勢哲志さん=姫路市本町
災害を想定した訓練の大切さを訴える、FMゲンキ常務の野勢哲志さん=姫路市本町

 姫路市のラジオ局「FMゲンキ」(79・3メガヘルツ)の常務野勢哲志さん(64)は2011年3月、出向元の流通大手イオンの本社(千葉市)で東日本大震災に遭った。災害対応を担う部署の社員として対策本部を設営。東北や関東の店舗の被災状況を社内システムで迅速に把握し、情報を共有した。「定期的に訓練していたので素早く対応できた」と当時を振り返り、自治体や企業の備えの大切さを訴える。(田中宏樹)