市民局長・沢野真さん
市民局長・沢野真さん

 副市長3人が3月末で退任した姫路市は、清元秀泰市長が要職に外部人材を据えるなど、体制を一新した。人口減少社会に適応するため、若者の出会いから出産、子育て、教育振興まで一貫した施策展開に注力する。4月に新たなポストに就いた幹部13人に、抱負と展望を聞いた。

■公民館でデジタル活用 市民局長・沢野真さん(57)

 -市立公民館全68館のWi-Fi整備が今年3月に完了した。活用法は。

 「公民館は地域コミュニティーの核になる場所。Wi-Fiを利活用した多世代交流を進めたい。高齢者が多い地域は、デジタル機器に親しむきっかけに。子どもが多い地域は、学校で1人1台貸し出される学習用端末を活用し、寺子屋のように地域で見守る場所をつくる。地域性に合わせた事業を展開したい」

 -自治会の支援はどのように進めるか。