原爆の悲惨さを伝える資料を見る(左から)林勝美さんと植村妙江さん=姫路市市民会館
原爆の悲惨さを伝える資料を見る(左から)林勝美さんと植村妙江さん=姫路市市民会館

 米軍による原爆投下から80年に合わせ、核兵器廃絶への願いを次代に託す「語り継ぐ平和展」(新日本婦人の会姫路支部など主催)が9、10日、姫路市市民会館(同市総社本町)で開かれた。3歳の時に広島で被爆し、2人の姉を亡くした林勝美さん(83)=加古川市=らを語り部として招き、被爆地の写真や絵を公開。安全保障を核抑止に頼ろうとする風潮が強まる中、多彩な企画で恒久平和へのメッセージを発信した。(佐藤健介)