加東市下滝野、滝野中学校南側周辺の工事に伴い、加東市教育委員会が行った発掘調査で、平安時代ごろ(約1200年前)の木簡が見つかった。現場周辺は「下滝野・奥瀬遺跡」とされる地域で、これまで平安-室町時代の生活跡は見つかっていたが、木簡が出土したのは初めて。当時は文字を書ける人が少なく、公的な身分の人が周辺にいた可能性がある。柱の跡とみられる列状の穴も複数見つかっており、市教委の担当者は、古代の役所のような公的機関が存在した可能性を指摘している。(金井恒幸)
加東市下滝野、滝野中学校南側周辺の工事に伴い、加東市教育委員会が行った発掘調査で、平安時代ごろ(約1200年前)の木簡が見つかった。現場周辺は「下滝野・奥瀬遺跡」とされる地域で、これまで平安-室町時代の生活跡は見つかっていたが、木簡が出土したのは初めて。当時は文字を書ける人が少なく、公的な身分の人が周辺にいた可能性がある。柱の跡とみられる列状の穴も複数見つかっており、市教委の担当者は、古代の役所のような公的機関が存在した可能性を指摘している。(金井恒幸)