コメの品薄感に悩まされたこの夏。収穫の秋を迎え、ＪＡみのりが運営する農産物直売所「ふれすこ西脇店」（西脇市西田町）で、地元産コシヒカリの新米が店頭に並び始めた。在庫不足を受けて購入制限を実施していたこともあり、例年より出荷を早めたという。ただ米価の高騰を反映して、店頭価格は昨年より５割高くなり、購入者からはため息が漏れた。（伊田雄馬、敏蔭潤子）
藤原敦之店長によると、今年は５月の大型連休ごろから飲食業者らによるまとめ買いが増え、夏ごろから開店時間にコメを求める行列ができるようになった。購入制限は７月から実施し、１人当たりの購入数量を３０キロから５キロまで段階的に制限していったという。
