加東市特産のこいのぼりと同市ゆかりのアユをデザインし、市内で作られる釣り針を使ったルアーが2月から、大手釣具店「イチバンエイトグループ」の大阪や京都などの店舗で販売されている。社高校生たちの提案を基に、加東市が製作した。同市内では昨年から販売されていたが、「自治体によるルアー製作は国内初」(同市)という話題性に、エイトグループが「加東市のように釣りを振興しようとする自治体が増えてほしい」などと関心を寄せ、同グループでの販売が実現した。(金井恒幸)
モチーフはいずれも加東特産「播州鯉(ごい)」の名で知られる同市のこいのぼりと、釣りの名所でもある景勝地「闘竜灘」のアユ。日本の釣り針の約9割が兵庫県内で生産され、加東市では30社超の企業が釣り針製造などに携わるという。