非合法の風俗街だった兵庫県尼崎市の旧「かんなみ新地」（同市神田南通３）の跡地売買に関する出資をもちかけて現金５千万円をだまし取ったとして、県警捜査２課と尼崎南署は１６日、詐欺の疑いで、同市に住む会社役員の男を再逮捕した。逮捕は４度目。
再逮捕容疑は２０２３年７月１７日、和歌山県の会社経営の男性（６２）に対し、かんなみ新地跡地の差し押さえを解除できれば売買代金として尼崎市から５億１１００万円が振り込まれ、利益が得られるなどとうそを言って融資を求め、７月２６～２８日、２回にわたり現金計５千万円をだまし取った疑い。調べに容疑を認めているという。
男は別の３人にも同じような話をもちかけて現金をだまし取るなどしたとして、今年６月４、２６日と８月２７日に詐欺などの疑いで逮捕されていた。
