神戸市の事件・事故
神戸市の事件・事故

 交流サイト(SNS)を通じて知り合った相手に暗号資産への投資を勧められ、振り込んだ計約890万円をだまし取られたとして、神戸市北区の男性会社員(47)が12日、兵庫県警神戸北署に被害を届けた。

 同署によると、6月18日、経済に詳しい有識者をかたる人物とSNSで知り合い、投資先についてやりとりを続ける中でグループLINE(ライン)を紹介された。グループの中心人物から特定の暗号資産の取引所を教えられ、男性は7月16日~8月22日、指定口座に5回にわたり振り込み、ネット上で運用。資産を銀行口座に移そうとしたところ、移せなかったため、詐欺を疑ったという。

 男性は「サイトでは約200万ドルにまで資産が増えていた。投資を始めた当初は出金できたので信用した」と話しているという。