27日午後6時15分ごろ、兵庫県猪名川町笹尾の雑木林沿いにある溝で、そばの民家に住む同町生活部長の男性(58)が倒れているのを妻が見つけ119番した。男性は頭を強く打っており、病院に運ばれたが、死亡した。
県警川西署によると、溝はコンクリートで深さ約20センチ。その脇に土塁があり、その上に生えている木に脚立が立てかけられていたという。脚立の上部から溝の底までは約5メートルあり、男性のそばには、のこぎりや鎌、剪定(せんてい)されたとみられる木の枝が散らばっていた。
妻が午後3時ごろ、外出先から帰宅したが夫の姿が見えず、脚立やのこぎりがないため「剪定をしているのだろう」と思っていたという。夕方になっても戻らず、捜したところ、倒れている夫を見つけた。
同署は、剪定作業中に誤って転落した可能性があるとみて調べている。