兵庫県内外をめぐり、経営難に苦しむ公的病院の現場を見てきた。では、どうすれば-。病院経営に詳しい2人に会いに行った。1人は、千葉大学病院の次世代医療構想センターでセンター長を務める吉村健佑(けんすけ)特任教授(47)。地域医療のデータ分析を通じて持続可能な医療のあり方を研究している。もう1人は、北播磨総合医療センター企業団の蓬萊務(ほうらいつとむ)企業長(79)。小野市長として、小野市民病院と三木市民病院の統合を進め、現在も病院経営に携わる。2人は、病院側が改善する余地について指摘した。(霍見真一郎)