「融資」を受けるためにキャッシュカードを何者かに譲り渡したとして、兵庫県警神戸北署は26日、詐欺と犯罪収益移転防止法違反の疑いで、住所不定、派遣会社社員の女(22)を逮捕した。署の調べに「だまして口座を作り、融資を受けるために他人に売ったことに間違いない」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は今年6月、スマートフォンで銀行に預金口座の開設を申し込み、キャッシュカード1枚をだまし取り、何者かに郵送で譲渡した疑い。
署によると、女は交流サイト(SNS)にあった「口座を売ったら融資する」との書き込みに応じた疑いがあり、「お金に困っていた」という趣旨の説明をしているという。
7月、女の行方が分からないとして家族が署に相談。その後、実家に戻ってきた女に署員が事情を聴く中で、口座を譲渡した疑いが浮かんだという。
























