神戸地裁=神戸市中央区橘通2
神戸地裁=神戸市中央区橘通2

 兄(47)を刺殺しようとしたとして、殺人未遂などの罪に問われた神戸市北区の無職の男(30)に対する裁判員裁判の判決公判が18日、神戸地裁であり、渡部五郎裁判長は拘禁刑4年、牛刀1本没収(求刑・拘禁刑7年、牛刀1本没収)を言い渡した。

 判決によると、被告は昨年7月12日未明、同市北区の実家で殺意を持って兄の腹部を牛刀(刃渡り約18センチ)で突き刺し、全治約2カ月の重傷を負わせた。

 判決理由で渡部裁判長は、被告は兄との口論後、これまで抱いていた嫌悪感も合わさって殺害を決意したと指摘。兄は厳罰を求めていないが、刃体のほぼ全てを腹に刺すなど被告には強固な殺意が認められることなどから、実刑判決が相当と判断した。