兵庫県警察本部=神戸市中央区
兵庫県警察本部=神戸市中央区

 神戸市中央区と兵庫区で9月30日、男性2人が死傷した連続発砲事件で、兵庫県警暴力団対策課と兵庫署などは21日、死亡した会社経営の男性(58)=神戸市東灘区=に対する殺人の疑いで、元暴力団員で住所不定無職の亀谷直人容疑者(79)を再逮捕した。「拳銃を撃って殺害したことに間違いない」と容疑を認め、死亡した男性との間で「不動産関係のトラブルがあった」という趣旨の説明をしている。

 再逮捕容疑は9月30日午後1時5~15分ごろ、神戸市中央区熊内町3から同区坂口通5まで移動中の乗用車内で、男性に拳銃を複数回発射し、殺害した疑い。

 同課によると、亀谷容疑者は30日午後1時5分ごろ、JR新神戸駅付近で、この男性と運転役の男性(54)と合流。運転役の男性は、死亡する男性の実質的に経営する会社の従業員だった。

 3人の乗った車は新神戸駅からいったん東に向かったが、同市灘区内で転回し、西に向かっていた。県警は、その車内で後部座席にいた亀谷容疑者が、助手席にいた男性を撃ったとみている。

 その後、兵庫区にある建設会社の男性社長(59)宅に車が突っ込み、運転していた男性が車内で撃たれて重傷を負った。

 県警は同日、兵庫区の現場付近にいた亀谷容疑者を、運転役の男性に対する殺人未遂の疑いで逮捕。回転式拳銃1丁を押収した。

 県警は「暴力団による抗争事件ではなく、個人間のトラブルとみている」と説明している。