川崎-神戸 前半、ゴール前で競り合う神戸のトゥーレル(中央)=川崎市、UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu
川崎-神戸 前半、ゴール前で競り合う神戸のトゥーレル(中央)=川崎市、UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu

 明治安田J1リーグ第11節の21日、ヴィッセル神戸は敵地のUvanceとどろきスタジアムbyFujitsu(川崎市)で川崎フロンターレ戦と対戦し、1-2で敗れた。神戸は2戦ぶりの黒星で7勝1分け3敗となり、勝ち点22のまま。

 「ボールを握ってどれだけ相手をコントロールできるか」。神戸はスキッベ監督が描いた展開に持ち込めず、川崎に主導権を握られた。後半の2失点が重くのしかかり、今季3敗目。指揮官は「川崎が勝者に値した」と潔く敗戦を受け止めた。

 前半から川崎にボールを持たれた。ゴール前での決定機はGK権田のセーブや相手のパスミスなどで得点には至らなかったが、神戸も得点の糸口をつかめない。

 突かれたのは一瞬の隙だった。後半16分、川崎が右から上げたクロスを大外のマルシーニョに決められて先制を許すと、その10分後には、川崎の伊藤が右から浮かしたクロス気味のボールがGK権田を越えてふわりとゴールに入った。

 後半28分、エリキからのクロスに抜け出した大迫が右足でワントラップすると、ゴール前で左足を振り抜く。エースの2戦連発で1点を取り返したが、反撃もそこまでだった。「攻守ともにアクティブだった」とスキッベ監督も称賛したように、試合終了まで攻撃の手を緩めない川崎相手になすすべがなかった。

 ただ、一つの敗戦で下を向く暇はない。首位に立つ町田との一戦が早くも中2日で控えている。山川主将が「(負けを)続かせないことが大事」と強調していた通り、上位争いから引き離されないためにも、このままずるずるいくわけにはいかない。(宮崎真彦)