新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発令を受け、神戸市は23日、生田神社(神戸市中央区下山手通1)の上空にスピーカー付きドローン1機を飛ばし、周辺の繁華街の通行人に不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。
同市が災害協定を結ぶドローン運用事業者の協力を受け実施。JR三ノ宮駅南側の防災行政無線によるアナウンスも併用し三宮エリアをカバーする狙い。
ドローンは上空から約20分間にわたり「人出の多い場所への外出は避けてください。大人数での飲食はやめてください」などとアナウンスした。
30日には、より大型のドローンでのアナウンスを予定しているという。市危機管理室の山田洋介システム運用担当係長は「神戸の医療体制はもはや限界。感染拡大防止に向け、あらゆる手段を用いて、やれるだけのことをやっていく」と話した。(森下陽介)
