大安亭(おおやすてい)市場の成り立ちを取材する中で、神戸最古といわれる今はなき商店街に興味が湧いた。
小野中道(おのなかみち)商店街-。小野柄(おのえ)通と御幸(ごこう)通の間、現在の神戸阪急から生田川にかけて東西約760メートルに及ぶ、神戸市内屈指の商店街だったという。
ビジネス街に変じた今の姿からは想像しにくいが、資料をひもとくと、確かに「幻の商店街」として紹介されている。
旧生田川跡に整備された滝道(現フラワーロード)には、1910(明治43)年に開業した市電(春日野道-兵庫駅前間)の停留場ができ、12(大正元)年には阪神電車が延伸。周辺の人口が増大し、立地として恵まれていたようだ。
「葺合ものがたり」(葺合区役所発行)によると、店は百数十軒がひしめいて夜遅くまで人出が絶えず、芝居小屋や寄席もある庶民の娯楽の町で、スズラン灯が付けられていたとある。センター街はまだ店もまばらで「みすぼらしい通り」だったというから驚く。
だが、商店街は戦時中に建物疎開で撤去され、空襲により焦土と化す。戦後は一帯に占領軍が「イーストキャンプ」を設置。再建はかなわなかった。
現地を歩くと、小野中道商店街に隣接する旧大安亭市場跡で、古くからの青果店を営む人に出会った。
「恋水(こいみず)商店」(同市中央区旭通3)の恋水賢弘(たかひろ)さん(63)。祖父の力一さんが25(大正14)年に創業し、父の照雄さんから38歳で店を継いだ。
賢弘さんも小さい頃からサトイモの皮むきや袋詰めなど店を手伝った。「おかげで手際はいいですよ」。店頭だけでなく、奥の冷蔵庫にも新鮮な野菜や果物が並び、忙しく立ち働く。
賢弘さんによると、旧大安亭市場は旭通3、4丁目から雲井通にかけて南北に店が立ち並び、行き交う人で繁盛した。だが、戦争は街の形を変え、恋水商店は焼け残ったが、にぎわいは戻らなかった。
市場が姿を消したのは、賢弘さんが生まれるだいぶ前のことらしい。「あまり話を聞いたことがない」と残念がる。
店の歴史を詳しく尋ねると、「実は、いったん旧大安亭から二宮市場に移り、もう一度、今の場所に出てきたんです」。
どういうことだろうか。(安福直剛、坂井萌香)
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