兵庫県内で学ぶアジアからの留学生支援のチャリティー古本市が20日、神戸市灘区山田町3の神戸学生青年センターで始まった。(坂井萌香)
同センターは阪神・淡路大震災後、留学生のために募金を呼び掛け、「六甲奨学基金」を設立。1998年から古本市の売り上げを充て、延べ145人に奨学金を支給してきた。5月に近くのビルに移転することから、例年より1カ月ほど早く開催することにした。
約2万3千冊が集まっているといい、ジャンルごとに棚に並べて、随時補充。単行本は300円、文庫・新書や児童書は100円で販売しており、訪れた人はお目当ての本を次々と買い求めていた。
同センター職員の女性(48)は「コロナ禍で例年より出足は鈍いが、ぜひ多くの人に足を運んでほしい」と話していた。
4月11日まで(無休)。午前9時~午後10時。2月末まで古本の寄贈も受け付けている。同センターTEL078・851・2760
