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チョコレート工房の開設を目指す、長野亘孝さん=神戸市灘区
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チョコレート工房の開設を目指す、長野亘孝さん=神戸市灘区
パッケージのイメージ図
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パッケージのイメージ図

 カカオ豆の選別から仕入れ、焙煎(ばいせん)など、チョコレートづくりの全工程を一貫して手掛ける「ビーン・トゥ・バー」が近年、新たな製法として注目を集めている。その風味に魅せられた神戸大大学院生の長野亘孝さん(33)=神戸市灘区=がこのほど、独自のレシピを完成させ、兵庫県芦屋市内に年内の工房開設を目指している。(太中麻美)

 長野さんは昨年の誕生日、友人から1枚のチョコレートを贈られた。「特にチョコ好きなわけではなかった」というが、一口食べて、濃厚なカカオの香りが先立つ独特の味に衝撃を受けた。「ビーン・トゥ・バー」製法のチョコだと知り、資料や本を読みあさる一方で、自分でもベトナム産のカカオ豆を取り寄せて試作してみた。初めてのチョコづくりだったが手応えを感じ、「このおいしさと潜在力を、多くの人に届けよう」と決意した。

 レシピ制作に専念するため昨年10月から、大学院を休学するほど熱中。試行錯誤する中で「試食するので、体重が15キロ増えた」と苦笑する。友人や菓子業界の約100人に食べてもらい、好評を得た。

 砂糖を独自のタイミングで加えることにより、ザクザクとした食感が楽しめ、一口でも満足感が得られるように工夫した。ガーナ、メキシコ、ベトナムなどのカカオ豆を使った6種類の板チョコレートや、ガトーショコラの販売を予定している。

 「資金調達に加え、事業への共感を図りたい」と、3月上旬からクラウドファンディング(CF)を開始。第一目標の50万円を達成し、現在の目標金額は400万円に設定した。支援者への謝礼には、産地別の食べ比べセットや、新製品開発への参加権などを盛り込んだ。

 今後、物件探しや菓子を製造するための資格取得を進める。長野さんは「食べた人がカカオ豆の個性を見いだし、どんな味が好きかという自らの個性も考えられるようなメッセージをチョコに込めたい」と話している。

 CFの締め切りは4月28日。CFサイト「キャンプファイヤー」内で、長野さんの氏名を検索する。

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