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1位 チンパンジーのジョニー
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1位 チンパンジーのジョニー
2位 インドゾウの諏訪子
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2位 インドゾウの諏訪子
5位 カバの茶目子
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5位 カバの茶目子
7位 オオバタン
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7位 オオバタン

 本紙広域面の連載「ガーじぃが見たスマスイ」に登場した、須磨海浜水族園(神戸市須磨区)のロングノーズガー「じぃ」は今月44歳となり、世界記録を更新中だ。そんなワールドクラスとまではいかないが、21日に70周年を迎える王子動物園(同市灘区)でも、幾多のご長寿動物たちが市民に愛されてきた。節目を迎えるにあたり、同園に協力してもらって歴代の長寿ランキングをまとめた。(井上太郎)

 見事1位に輝いたのは、チンパンジーのオス「ジョニー」。2019年に国内最高齢の推定69歳で死んだ。

 1955年、推定5歳で同園にやってきて以来、約50年以上にわたってボスに君臨。仲間の面倒見がよく“イクメン”でもあった。

 「ジョニーさん」。いつしか敬意を込め、飼育員は皆そう呼ぶようになった。晩年の担当獣医師だった飼育展示係長、谷口祥介さん(38)は「最後はチンパンジー仲間にもたくさんお見舞いしてもらえて、とにかく“人望”が厚かった」と振り返る。

 65歳まで生きたインドゾウのメス「諏訪子」が2位に。前身の「諏訪山動物園」からの引っ越し中に大暴れして世間を騒がせ、オープン当初から人気者だった。開園50周年の記念誌に「諏訪子と歩んだ50年」というタイトルがついたように、長く王子動物園の象徴のような存在だった。

 6位に入ったオスの「太郎」との結婚式は市会議長が祝辞を述べ、2頭は三三九度の杯の代わりに、たるに入った黒砂糖水を飲み干した。太郎はやんちゃできかん坊だったが、諏訪子に押されて深さ2・5メートルの外堀に落ちて以来従順になったとの逸話も残る。

 現役最上位で3位につけた、53歳のメスのチンパンジー「ユキ」は、ジョニーの3番目のお嫁さん。このままいけば17年後に夫の記録を破る計算だが、「ちょっと最近おとなしくなってきているので、どうでしょうね」。谷口さんは慎重に言葉を選びながら、心配そうに語った。

 49歳で死んだ5位のカバ「茶目子」は、「初代出目男」、「2代目出目男」、「3代目出目男」の3頭のオスとの間に17頭の子どもをもうけた。

 いずれも単純に年齢で比較したため、やや大型動物に有利な傾向となったが、人間に換算すると「ざっくりですが、どれも100歳近いかそれ以上のご長寿だと思います」と谷口さん。飼育技術の向上で、ガーじぃに続くワールドクラスのご長寿スター誕生にも期待したい。

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