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木のぬくもりを感じられる旧101号車の車内。まもり隊は「中もきれいにしたい」と語る=神戸市北区鈴蘭台南町9
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木のぬくもりを感じられる旧101号車の車内。まもり隊は「中もきれいにしたい」と語る=神戸市北区鈴蘭台南町9
修繕工事が終わった旧101号車(右)を前に集う「デ101まもり隊」のメンバー。左は後任の構内バッテリーカー=神戸市北区鈴蘭台南町9
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修繕工事が終わった旧101号車(右)を前に集う「デ101まもり隊」のメンバー。左は後任の構内バッテリーカー=神戸市北区鈴蘭台南町9

 昭和初期に作られた神戸電鉄の「旧101号車」が鉄道愛好家らの募金で修繕され、同社鈴蘭台車庫(神戸市北区鈴蘭台南町9)で関係者にお披露目された。鮮やかな茶色に塗り直された車体は、前照灯が点灯し、パンタグラフも作動。主に定期検査の車両をけん引する構内入換(いれかえ)車だった約40年前の姿がよみがえった。(大島光貴)

 神鉄の開業翌年、1929年から「デ101形」として多くの乗客を乗せ、同社の成長期を支えた車両。71年の営業運転終了後は構内入換車として2016年まで同車庫内で活躍した。

 今回再現したのは構内入換車として更新修繕された1983年当時の姿。2019年、県内の愛好家らでつくる「デ101まもり隊」が修繕費用を調達するため、クラウドファンディングを実施。東北から九州まで全国の延べ237人から計約370万円の寄付を集めた。今年2、3月、神鉄の協力会社によって修繕された。

 お披露目会には、穴の開いた車体や傷んだ屋根の補修を終え、床下や運転席も含め全面塗装を施したピカピカの車両が登場。神鉄の井岡高広車両課長(49)は「神鉄ファンの方々が寄付を募り、この形にしてくれてうれしく思う。きれいな状態で維持、保存できるよう協力したい」と話した。

 架線から取り込んだ電気をモーターに送る配線の劣化が著しく、自走させることはかなわなかったが、まもり隊は「コロナが収束し落ち着いた頃に一般公開の場を設けたい」とする。

 まもり隊による修繕計画はまだ終わらない。同隊事務局代表の会社員米倉裕一郎さん(55)=神戸市兵庫区=は「神鉄開業101年(29年)には101号車を、乗客を乗せて走っていた現役時代の姿に近づけたい」と意気込む。

 木製の四角い窓や、鉄板で埋められた乗降扉、オレンジとグレーの2色塗装を復元したい考えで「昭和1桁に作られ、今も残る全国でも貴重な車両。神鉄さんと協働しながら、一般の方々や沿線住民の認知度を高め、支援の輪を広げたい」と語る。

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