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創設した「有馬芸妓タニマチ」をアピールする、有馬伝統文化振興会の風早和喜会長=神戸市北区有馬町、兵衛向陽閣
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創設した「有馬芸妓タニマチ」をアピールする、有馬伝統文化振興会の風早和喜会長=神戸市北区有馬町、兵衛向陽閣

 有馬温泉(兵庫県神戸市北区)の芸妓(げいこ)文化を後世に伝えようと昨年発足した「有馬伝統文化振興会」が、資金と新たなファンを獲得しようと、寄付をしてくれる「有馬芸妓タニマチ」の募集を始めた。寄付者には、温泉街にある芸妓カフェ「一糸(いと)」(北区有馬町)で10%の割引券としても使える「タニマチ名刺」を贈っている。(大橋凜太郎)

 有馬の芸妓は、温泉客を踊りなどでもてなした「湯女(ゆな)」を起源とする。団体旅行が盛んだった1960年代には150人ほどいたというが、個人旅行が主流になったことなどから、その後は減少の一途をたどった。新型コロナウイルス感染症の拡大が追い打ちとなり、現在は10人未満となっている。

 政府の観光支援事業「Go To トラベル」などの効果もあり、観光客こそ温泉街に戻りつつあるが、芸妓を呼ぶ団体客は少ないまま。旅館有志が「仕事がなくなった芸妓への支援が必要」と判断し、昨年10月、同振興会を発足させた。兵衛向陽閣の風早和喜社長(69)が会長を務めている。タニマチ制度は、活動や新人育成に掛かる資金を集めるのが目的。

 寄付者に配布する名刺がタニマチの証しで、芸妓の影絵がデザインされている。裏面は芸妓カフェ「一糸」の割引券となっており、寄付1万円以上で名刺100枚、5万円以上で200枚を贈る。制度立ち上げ後、同カフェの常連客や地元住民らから、すでに100万円を超える寄付が寄せられているという。

 風早会長は「インバウンドが復活したら、外国のお客さんにも、日本の文化としての芸妓をアピールしたい」と話している。ホームページ(https://arima‐geiko.com/tanimachi/)で申し込む。

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