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バリアフリーマップの啓発ポスターを配って回る灘中学校の生徒(左)=神戸市東灘区
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バリアフリーマップの啓発ポスターを配って回る灘中学校の生徒(左)=神戸市東灘区

 車いす利用者が鉄道駅から目的地まで安全に通行するための「バリアフリーマップ」を普及しようと、神戸市東灘区の灘中学校の生徒12人がこのほど、地元の商店を訪ねてポスターを配り、啓発活動を行った。ポスターには、段差や坂道が少ない経路を示したマップをスマートフォン画面に表示するためのQRコードを掲載。障害者や高齢者らが安心して移動できる環境整備を目指して、ポスターの掲示場所を増やしていった。(井上太郎)

 バリアフリーマップを作る活動は、車いすで生活するシステム開発会社社長の三木谷毅さん(60)=東灘区=が中心となり、2013年に始まった。

 QRコードをスマートフォンで読み取ると、半径500メートル以内にある登録店舗、施設までの安全な経路が写真やコメント付きで示される。車いすのほか、ベビーカーや高齢者の移動に役立ててもらう狙いで、現在、対応エリアは神戸市内全140駅を含む全国360駅以上に広がっている。

 今回の啓発活動は、医療や介護分野の情報システムを手掛ける学生ベンチャーのクリエイティブ・サービス・キングダム(CSK、大阪市)が中学生向けの課外授業として主催し、三木谷さんらが講師を務めた。灘中の生徒たちは今月1日、灘区中郷町5の「地域共生拠点・あすパーク」周辺で実際に車いすに乗って移動し、身近にある段差や坂道の多さを体感した。

 この体験を受けて7日、デザインを「灘中バージョン」に一部修正したオリジナルのポスターを持って、生徒たちが学校近くのJR住吉駅や阪神魚崎駅周辺の施設、店舗を訪問。区役所のほかスーパー、精肉店、すし店、ラーメン店、学習塾など53カ所に飛び込みで掲示の約束を取り付け、計約100枚を手渡した。

 3年の男子生徒(14)は「段差だけでなく、左右に傾いている道など今まで意識していなかった不便な場所に気づけた。バリアフリーマップがたくさん利用されるようになってほしい」と話していた。

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