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塩屋のロゴが入ったTシャツを着る、大久保かれんさん(右端)と地元住民ら=神戸市垂水区塩屋町3
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塩屋のロゴが入ったTシャツを着る、大久保かれんさん(右端)と地元住民ら=神戸市垂水区塩屋町3
塩屋のロゴが入ったTシャツを着る、大久保かれんさん(右端)と地元住民ら=神戸市垂水区塩屋町3
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塩屋のロゴが入ったTシャツを着る、大久保かれんさん(右端)と地元住民ら=神戸市垂水区塩屋町3
イカナゴをモチーフにしたデザイン。某スポーツメーカーの“ブーメランマーク”にも見える?
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イカナゴをモチーフにしたデザイン。某スポーツメーカーの“ブーメランマーク”にも見える?

 神戸市垂水区の塩屋地区を意味する「SHIOYA CITY」とプリントされたTシャツが、ひそかな人気を集めている。著名人も愛用し、2年前に販売が始まってから300枚以上が売れた。勢いは止まらず、同じデザインのマスクや帽子も登場。一体誰が、何のために考案したの? 人気の理由は? デザイナーや愛用者たちを取材してみた。(小谷千穂)

 グッズを販売しているのは、ネット上の店舗「ジェームス山素敵(すてき)洋品店」。塩屋地区の地名「ジェームス山」が入っており、地域密着を前面に押し出しているようだ。

 サイトを見ると、塩屋Tシャツだけでなく、垂水区民をアピールする「TARUMI CITY」のロゴ入りグッズなど、約10種類の商品を販売。地元の春の風物詩イカナゴを某大手スポーツメーカーのマークに似せた、かわいいのか気持ち悪いのか判断が難しい衣服もある。

 連絡を取ると、運営者兼デザイナーの女性、オカンセさん(42)とつながった。米国の有名シンガー、ビヨンセと本名を掛け合わせた高校からのあだ名だという。東京在住で、本業は大手ブランドのファッションデザイナーで、名前は明かせないそうだ。地域密着店を営むはずの人が東京人? 「安心してください。塩屋育ちの根っからの神戸っ子ですよ」

 日本人が街中で、ニューヨークやブルックリンのロゴが入った服を着ている姿を見て、「特にその地域と関係ないのに、なぜ着ているの」と違和感を抱いたオカンセさん。本業で、不特定多数の人に向けた服を作ることに疑問を感じていた時期でもあった。

 「地域独自の文化を楽しむファッションを作れないか」と思い立った。2019年にサイトを立ち上げ、スタイリッシュに決めようと洗練された文字に、地名と「都市」を意味する「CITY」を入れたTシャツなどを売り出した。すると塩屋在住・出身者から、注文が相次いだ。

 映画の試写会では、神戸出身の監督が垂水Tシャツを着用し、さらに話題に。当初サイズは2種類しかなかったが、問い合わせが相次ぎ、子ども用も含めて4種類に増やした。色は黒や白、グレーがそろう。さらに要望を受け、垂水のマスクにトートバッグ、ニット帽にサンダルまで製作することに。オカンセさんは「思ったよりみんな地元愛が強い」と喜ぶ。

 塩屋在住のラジオDJでヨガインストラクターの大久保かれんさん(52)も、普段着で使っている。塩屋について「ハワイの田舎っぽい雰囲気が好き」と地元愛を語り、Tシャツは「そもそもロゴのデザインがいい。服から自分の住むまちを知ってもらえるのも面白い」と絶賛する。

 3月からは、同市須磨区飛松町3の洋服店「アントワープ須磨板宿店」とのコラボ商品として「SUMA(須磨)」「ITAYADO(板宿)」バージョンも販売している。

 塩屋Tシャツは税込み3900円。「ジェームス山素敵洋品店」の公式サイトから注文できるが、塩屋駅前の立ち飲み店「TOCONUTS(トコナッツ)」でも、1年前からグッズを購入できるという。

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