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ノエビアスタジアム神戸の屋根から救助されたミィちゃん。飼い主が見つかり、幸せに暮らす=神戸市長田区内
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ノエビアスタジアム神戸の屋根から救助されたミィちゃん。飼い主が見つかり、幸せに暮らす=神戸市長田区内
屋根に取り残されていた時のミィちゃん=昨年12月、ノエビアスタジアム神戸(読者提供)
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屋根に取り残されていた時のミィちゃん=昨年12月、ノエビアスタジアム神戸(読者提供)

 神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸で昨年12月、高さ約10メートルの屋根から下りられなくなり、約10日後に消防隊員に救出された雌猫「ミィちゃん」(推定2歳)。このほど長田区の主婦(59)に引き取られ、穏やかな日々を過ごしている。もともと地元住民にかわいがられていた「地域猫」で、愛きょうもたっぷり。主婦は「地域の人に大事にされてきたのでしょう。私も大事に育ててあげたい」と目を細める。(笠原次郎)

 ミィちゃんは不妊・去勢手術を済ませて地域に住み着いた地域猫。昨年の騒動では、屋根の上で約10日間食べずに寒さに耐え、救出後は見守っていた近隣住民らをほっとさせた。

 餌入りの捕獲器を提供するなど、救助にも携わったNPO法人「神戸猫ネット」(須磨区飛松町)は、「地域猫には飼える猫と飼えない猫がいる。ミィちゃんは人懐っこい」と飼い主を募ることに。3月、兵庫区で譲渡会を開いた。

 飼い主になった主婦は、久しぶりに猫を飼いたいと思っていた。約20年前に3匹のきょうだい猫を飼い始め、いずれも長生きしたものの、最後の雄猫が2年前に19歳で天国へ。猫の寿命と自身の年齢を考え「もう猫は飼わない」と決めた。

 しかし猫がいない生活に慣れず、新しい子が欲しくなり譲渡会を訪れた。十数匹の猫の中で、ミィちゃんに目が留まった。人懐っこく、抱っこが大好き。かわいらしい顔に柔らかな毛並み…。心を奪われ、飼い主に名乗り出た。

 譲渡会では、自宅に引き取ってから、飼い主との相性を確かめる「お試し期間」がある。主婦はその間、インターネットで救出時の経緯を調べ、より愛着が湧いた。新しい環境にミィちゃんはほどなく慣れ、よく食べ、遊び始めてうれしくなった。

 「神戸猫ネット」の杉野千恵子理事長(72)は「コロナ禍で気持ちがささくれ立っている人が多い。ペットの存在が今まで以上に大きくなっているのではないか」と話す。主婦は「10日間も何も食べず、しんどかったと思う。この子が来てから、夫や息子も『かわいい』と繰り返し言って和んでいる」と笑顔で話した。

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