神戸市は１９日、７３、７４歳の市民約５万１千人分の新型コロナワクチンの接種券を１７日に発送するとしていたが、約９割の発送が１８、１９日にずれ込んだと発表した。「封入物の差し替えなどが発生したため」と説明している。

　「お助け隊」の配置場所を記したチラシなどの封入物を、発送直前に変更したため、１７日に発送できたのは約４千通に。残りの約４万７千通は１８、１９日の発送となった。発送の遅れについて説明していなかったため、市民からは問い合わせが相次いでいた。

　また２０日に発送予定だった７１、７２歳の約４万６千人分も、２０、２１日に分けて発送する。

　一方、ハーバーランドの大規模接種会場の設置などを踏まえ、市は６５～７０歳の接種券の発送スケジュールを一部前倒しする。変更後の発送日は、６９、７０歳＝２４日（変更なし）▽６７、６８歳＝２６日▽６５、６６歳＝２８日。各家庭への配達は、発送日の翌日以降になる見込み。（長谷部崇）