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「地図版・塩屋市」をPRする森本アリさん(左から2人目)ら「シオヤプロジェクト」や塩屋商店会のメンバー=神戸市垂水区塩屋町3
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「地図版・塩屋市」をPRする森本アリさん(左から2人目)ら「シオヤプロジェクト」や塩屋商店会のメンバー=神戸市垂水区塩屋町3
「しおやカルタ」の絵札をデザインした大竹奈緒子さんと、塩屋谷川のそばに設置された大判かるた=神戸市垂水区塩屋町3
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「しおやカルタ」の絵札をデザインした大竹奈緒子さんと、塩屋谷川のそばに設置された大判かるた=神戸市垂水区塩屋町3

 ローカルな話題に触れながら街歩きを楽しんでもらおうと、神戸市垂水区塩屋地区の住民が、次々とアイデアを形にしている。塩屋商店会は、住民のみぞ知る穴場満載の手作りマップ「地図版・塩屋市(いち)」を制作。街や人の魅力を塩屋内外に発信する若手住民らのグループ「シオヤプロジェクト」は、地元の日常を絵と短文で表現した「しおやカルタ」を拡大して看板にし、各地に設置している。(丸山桃奈)

 同商店会には現在、約70店舗が加盟。2018年11月と19年2月には、旧グッゲンハイム邸(同区塩屋町3)を会場に、加盟店以外も含め、地元飲食店や雑貨店などが出店してPRするイベント「塩屋市」を開いた。

 ところが新型コロナの影響で、会場を拡大して実施する予定だった20年の塩屋市は中止に。このため、イベントの代わりに個々に店を訪ねてもらおうと、「地図版・塩屋市」を作ることにしたという。

 商店会には「シオヤプロジェクト」にも参加するメンバーがおり、同グループが17年から発行する絵地図を基に、21年3月にマップを完成させた。同商店会事務所で配っている。

 地図は縦約70センチ、横約50センチで、B5サイズにたためる。表と裏に、広域とJR塩屋駅前の地図を掲載。道路や学校、洋館などの名所は緑色の手書きイラストで描かれ、店や見どころは赤や青など色を変えて示している。商店だけでなく、川の流木止めの建築物が世界遺産を思わせる“塩屋のパルテノン神殿”といった、地元の人でないと知らない見どころも記した。坂の多い地域だけに、上り坂や下り坂の情報も盛り込む。

 地図製作を担った地元の木版画家、西野通広さん(70)は「実際に街をくまなく歩いて作った。今も店は増え続けているので、ポストコロナを見据え、どんどん更新していきたい」と意欲的だ。

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 一方、「シオヤプロジェクト」は、地元ならではの雰囲気を表現したかるたを作り、一部の札をA3サイズに拡大して看板に加工。実際の店などをテーマにした10種類の大判かるたを、その店先や川沿いのガードレールなどに飾っている。

 基になったかるたは、同グループが住民の案を土台に文章を作り、塩屋在住の絵本作家大竹奈緒子さん(46)が絵を担当して19年に完成した。44組あり、「きゅうなさか じごくじごくと げんきなばあちゃん」など、店やまちの日常を表現した言葉と版画の絵札がセットになっている。

 他地域でご当地かるたの拡大コピーを街中に貼る企画が好評だったと聞き、同グループが実現させた。すでに子どもたちが看板を探して街を歩くなど、評判は上々。今年中には、五十音全てのかるたを拡大して看板にしたいという。

 地図とかるた、両方の企画に携わった旧グッゲンハイム邸管理人、森本アリさん(47)は「海と山が近く、谷あいに人がギュッと集まっている街。点になっている店舗を線でつないでアピールしていきたい」と力を込めた。

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