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巣の下に駅員が取り付けた段ボール=神戸市須磨区緑台、市営地下鉄総合運動公園駅
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巣の下に駅員が取り付けた段ボール=神戸市須磨区緑台、市営地下鉄総合運動公園駅
親鳥に向かって大きく口を開けるひな鳥=神戸市須磨区緑台、市営地下鉄総合運動公園駅
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親鳥に向かって大きく口を開けるひな鳥=神戸市須磨区緑台、市営地下鉄総合運動公園駅

 神戸市営地下鉄総合運動公園駅(神戸市須磨区緑台)で、今年もツバメが子育てに励み、続々と巣立たせている。いくつもの巣が並ぶのは、改札や支柱の真上。益鳥として歓迎する駅員たちは、ふんを受け止めるための段ボールを取り付け、成長を温かく見守っている。

 同駅では毎年5月ごろからツバメが巣を作るという。数年前から段ボールで対策し、巣立ったツバメが戻ることも想定して、前年までのすみかも残し続けている。

 ツバメが盛んに営巣する理由について、市交通局の西神中央管区駅長の吉田正樹さん(40)は「天井が高く、ひなが飛ぶ練習ができるからでは」と推測。ほかにも木々が多い神戸総合運動公園に豊富な餌があることや、カラスなどの天敵が少ないことなどが考えられるという。

 6月下旬、巣にひしめき合っていた5羽のひなが相次いで巣立っていった。その巣ではすでに、次の親子が子育てを始めている。ひなたちを眺める吉田さんは「駅員も愛着が湧くみたい。見守りたい」とほほ笑んだ。(小野萌海)

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