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歩道の大半を占拠する自転車やバイク=神戸市中央区元町高架通
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歩道の大半を占拠する自転車やバイク=神戸市中央区元町高架通
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 「西元町駅近くに、歩くスペースがないくらい不法駐輪だらけの歩道がある」。神戸市中央区の住民から、神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」にそんな情報が寄せられた。早速現場に向かうと、確かに自転車やミニバイクが歩道を占拠し、中には古びてほこりをかぶったものもある。一体いつからこんなことに。なぜ撤去しないのか。管理する神戸市に聞いた。(谷口夏乃)

 現場は、神戸高速線の西元町駅西口を出てすぐ。高架下を南北に通る、幅約10メートルの歩道(中央区元町高架通)だ。本来は車道に面した西端の幅約3メートル、長さ約10メートルだけが無料の駐輪場区画だが、そこから少し東側にも同じぐらいの面積で、まるで駐輪場があるかのように自転車やミニバイクがびっしり並んでいる。

 この“偽”駐輪場が歩道の中央を遮り、歩行者らが通れるのはわずか幅2メートルと1メートルの通路2本のみになっている。幅が広い方でも、歩行者と自転車が接触しそうだ。

 投稿したのは40代の男性。子どもが小学校への通学路としてこの歩道を利用するが、通行量が多い朝の通勤通学時間帯は、南進と北進する自転車や歩行者が譲り合って通っているという。雨の日は、児童たちがすれ違うと傘が擦れ合うこともあり、「なんとか改善してほしい」と話す。

 この光景が見られるようになったのは、実は最近のことではない。神戸市道路計画課によると、2017年ごろから区画外への不法駐輪が増え、19年ごろには既に現在のような状態になっていたという。

 一帯は市の条例に基づく「自転車等放置禁止区域」に指定されておらず、即時撤去ができない。これまでに市民から苦情が入ったのは数回程度で、そのたびに市職員が警告札を貼り、1週間たっても残っているものは撤去しているが、またすぐに増えるいたちごっこが続く。担当職員によると、「ここの駐輪場は利用者が多く、自転車の入れ替わりが激しい。放置自転車かどうかの判別がつきにくい」との事情があるそうだ。

 それなら、禁止区域に指定してしまえばいいのでは? 実際、過去に指定の要望もあったが、「むやみに区域を広げても、また別の区域外で不法駐輪を誘発する可能性がある」との理由で静観してきたという。

 「ただ、何らかの対応は必要だと感じている」と担当職員は話す。投稿者は「看板を設置するなど、対応はできるはず。歩道の安全を確保するのは行政の仕事」と早急な対応を求めている。

   ◇   ◇

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