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 新型コロナウイルスの感染対策を中心的に担う神戸市健康局職員の時間外勤務(残業時間)について、感染の「第4波」が起きた3~5月、過労死ラインの目安とされる月80時間を超えていた職員が月40~60人いたことが、市への取材で分かった。感染者の急増で業務の逼迫(ひっぱく)が続いた保健師やワクチン接種の担当者が多く、中には270時間を超えた職員もいた。現在の感染状況は既に「第5波」の様相を呈しており、人員不足を補うため、市は新規採用も含めた体制強化を検討している。(三島大一郎)

 市によると、3~5月に月80時間を超えたのは、3月が41人▽4月が43人▽5月が60人。3、4月の最大残業時間はいずれも192時間で200時間超はいなかったが、5月は5人いた。同月の最大残業時間は276時間で、集団接種会場の担当職員だった。

 3、4月に月80時間を超えた職員の多くは保健師。変異株の影響で新規感染者が爆発的に増え、患者の健康状態の把握や入院調整などで業務が逼迫した。

 感染者が減少傾向に入った5月には、ワクチン接種が本格化。早期の接種完了に向けて、医療従事者や会場の確保に奔走したワクチン接種対策室にいる職員の残業時間が激増した。

 同局の負担を軽減しようと、市は昨年4月から、他部署の職員96人(延べ604人、6月1日時点)を応援で配置。今年4月から保健師を45人増やしたほか、ワクチン担当は10人増員した。年度途中にもさらなる増員を進めている。ワクチンの集団接種会場や大規模接種会場には、会場運営の責任者として、各局の課長や係長級の職員を応援で配置するなどしている。

 市内では7月30日、4日連続で新規感染者が70人を超えた。重症患者が増えてくれば、再び保健師らの業務が逼迫することも懸念される。ワクチンについても国からの供給が改善されれば、接種が一気に加速する可能性が高い。

 市の担当者は「これまでは他部署からの応援で何とか乗り切った。そうでなければ業務を継続するのは困難だった」と振り返り、今後について「業務量の軽減も図りながら、職員一人一人の負担の軽減を図っていきたい」としている。

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