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 神戸市が市内の高齢者を対象に、新型コロナウイルス流行前後の心身の状態を尋ねるアンケートを実施したところ、コロナ禍で運動機能の低下やうつの傾向がみられる人が増えたことが分かった。外出自粛が続く中、趣味や運動、ボランティアなど「社会参加」の機会が減り、健康と要介護の間の虚弱な状態を示す「フレイル」に陥っている可能性が高いという。(初鹿野俊)

 市内3地域の65歳以上の市民に、市は2020年1~2月に介護予防などに関する調査を実施。同地域で21年2~3月にもコロナ禍の影響調査を行った。その上で、要支援・要介護の認定を受けていない人を対象とし、昨年の1543人と今年の1722人の回答を比べた。

 運動機能に関する設問では、「手すりなしで階段を上れない」「15分続けて歩けない」など5項目のうち、3項目以上当てはまる人の割合が、今年は2ポイント増の25・9%となった。また「生きていても仕方ないと思う」「他の人より物忘れが多いと思う」など15項目のうち、五つ以上該当した人をうつ傾向があるとみなす設問は、昨年から4・4ポイント増の35・2%がうつ傾向に。市はコロナ禍でフレイル状態となる危険性が高まっているとみている。

 また月1回以上、趣味やボランティアなど「社会参加」に取り組む人の割合は、コロナ禍で18・7%に半減した。一方でフレイルと判定された人の割合は、社会参加しない人の方が参加する人よりも14・5ポイント高い。市はフレイル防止のため、「外出しなくても、電話やメールで誰かと連絡を取るのも予防には効果がある」と、社会との接点を保つよう呼び掛ける。

 具体的なフレイル予防策として市は、啓発番組「元気!いきいき!!体操」を、サンテレビで放送(土曜は午前10時~10時半。平日はマルチチャンネルで午前8時~8時半)。また、筋力トレーニングや食事・口腔ケアの講座など開く教室「フレイル改善通所サービス」を市内12カ所で開催している。同教室の問い合わせは、各地域のあんしんすこやかセンターまで。

 市の丸山佳子介護予防担当課長は、高齢者らに「感染対策をした上で、生活の中にフレイル予防を取り入れて」と訴えている。

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