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市長選と衆院選で若年層の投票率を高めようと、投票所で配るオリジナルステッカーの開発やSNSでの発信に取り組む学生たち=神戸市中央区
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市長選と衆院選で若年層の投票率を高めようと、投票所で配るオリジナルステッカーの開発やSNSでの発信に取り組む学生たち=神戸市中央区
「インフォグラフィック」を使って視覚的に市政のデータや情報を発信するインスタグラムのアカウント
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「インフォグラフィック」を使って視覚的に市政のデータや情報を発信するインスタグラムのアカウント

 神戸市長選が17日に告示される。この神戸市長選と19日に公示を迎える衆院選の2選挙について、若者の投票率を上げようと、市内在住、在学の大学生らが会員制交流サイト(SNS)を通じた啓発などに取り組んでいる。写真を撮って投稿したくなるおしゃれな限定グッズの開発や、オンラインイベントへの出演のほか、自分たちで考えた候補者へのアンケートの回答を一覧で発信するなどし、同世代の関心アップに一役買う。(井上太郎)

 啓発に取り組むのは、神戸大学大学院2年の永本聡さん(24)=神戸市灘区、いずれも神戸市外大4年の吉井紗香さん(22)=同市垂水区=と米田由実さん(23)=兵庫県三田市=の3人。いずれも主に学生らで構成し、10代、20代の政治参加を呼び掛ける団体「ノー・ユース ノー・ジャパン」のメンバーとして、本年度の「神戸市明るい選挙推進協議会」の委員に加わっている。

 同団体が全国的に取り組む若年層の投票率向上は、神戸市でも重要な課題だ。4年前の市長選と同日に行われた衆院選について市が調べた投票率では、60歳以上の58・49%に対し、18~29歳は半分以下の26・95%。全体の47・29%も大きく下回った。

 米田さんらは昨年10月の三田市議選で、写真共有アプリ「インスタグラム」で若者に投票を呼び掛けた経験があり、神戸市選管が協力を求めた。今年7月の県知事選を皮切りに、市民向けの啓発を始めたという。

■ステッカー作製

 活動するに当たり、米田さんらが参考にしたのは、昨年11月の米大統領選。投票に行けばもらえる限定ステッカーが「おしゃれだ」とSNSで話題となり、それを手に入れるために投票所に足を運ぶ若者の姿も目立ったという。

 そこで、県知事選ではポートタワーなどをあしらった青色基調のオリジナルステッカー(6・5センチ四方)を製作。投票したことを示す「i voted」の文字が入っており、期日前を含む各投票所で配った。

 今回はこの“続編”として2種類のデザインでオリジナルステッカーを作った。市長選は「神戸発のカルチャー」をテーマにジャズのサックスなどが描かれた赤色、同じ31日が投開票日となった衆院選用は、北野の異人館街をモチーフにした緑色だ。期日前31カ所、投開票日351カ所の全投票所で計25万枚を配る。

 市選管によると「県知事選版」を含む全3種類をそろえれば、飲食店でのドリンクの割り引きなど、民間企業が独自に提供するさまざまな特典も利用できるという。

■イベント出演も

 また、インスタグラムのアカウント「votefor_kobe」を立ち上げ、投票の仕方や神戸の人口構成、若者の有権者比率、過去の選挙の年代別投票率といったデータを視覚的に編集した「インフォグラフィック」で紹介する。さらに主に市長選候補に「若者の意見をどう政策に反映していくのか」といった政治姿勢などをアンケートで尋ね、告示後に回答を配信して投票の参考にしてもらう。

 17日には、市選管などがオンラインで開く啓発イベントで、トークセッションに米田さんと永本さんが登壇。今回、市長選のイメージキャラクターに起用された山之内すずさん(20)=神戸市出身=らと語り合う。同市中央区伊藤町のアウトドア用品店「パタゴニア神戸」とも連携して店内で啓発動画を流すなど、さまざまな方法で発信していく。

 吉井さんは「神戸がすごく好き。でも自分たちの暮らしを見つめ直したとき、例えばジェンダーや子育てについて本当に先進的なまちだろうか。そんな疑問を、同世代であまり話せていなかったと思う。1人でも多くの若者が政治や社会に関わるきっかけを届けたい」と話している。

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