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 31日の衆院選で神戸新聞社が実施した兵庫1~4区の出口調査を分析すると、小選挙区で勝ち上がった候補者は、いずれも自党支持層の7~9割を手堅く固めていた。1、3、4区で比例復活した日本維新の会の候補も自党の支持層を着実に押さえた。一方、無党派層の投票先のトップは、1~4区でそれぞれ立憲民主党、公明党、維新、自民党の候補で、選挙区ごとに割れる結果となった。

 比例代表を含め3人が当選した1区。選挙区を制した立民・井坂信彦氏は「立民・共産・社民」支持層の9割超を固め、無党派層の5割超と、自公、維新の支持層からもそれぞれ2割と幅広く支持を得た。比例復活した自民・盛山正仁氏と維新・一谷勇一郎氏は、自党支持層から6割台の得票を保った。

 2区で9選の公明・赤羽一嘉氏は自公支持層に加えて、無党派層の半数近くも取り込んだ。立民の船川治郎氏は無党派層の4割に食い込んだが、対抗の共産候補に票が流れ、立民・共産・社民支持層の取り込みは6割に満たなかった。

 3区は5選の自民・関芳弘氏が自公支持層の7割に浸透する一方、無党派層からの票は3割止まり。維新・和田有一朗氏は維新支持層の8割超に加え、無党派層からは4割、与党支持層からも2割を集めて比例復活した。

 4区では、自民・藤井比早之氏が自民・公明支持層の8割を、無党派層の4割超を取り込む盤石の戦いで4選。比例当選の維新・赤木正幸氏は維新支持層の8割近くを押さえた。

 投票で重視した争点や課題は1~4区のいずれも「経済再生」が最多となり、3割程度を占めた。また、昨年来の政府の新型コロナウイルス対策については、4選挙区とも4割近くが「評価する」と答えた。(大盛周平)

【特集ページ】衆院選2021

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