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神戸発の万年筆用インクで書道に挑む生徒ら=神戸市中央区熊内町6
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神戸発の万年筆用インクで書道に挑む生徒ら=神戸市中央区熊内町6
作品を仕上げた生徒らと睦麗さん(前列左から3人目)、竹内直行さん(同4人目)=神戸市中央区熊内町6
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作品を仕上げた生徒らと睦麗さん(前列左から3人目)、竹内直行さん(同4人目)=神戸市中央区熊内町6

 神戸の風景を多彩な色で伝える万年筆用インク「Kobe INK(神戸インク)物語」を使う書道の授業が14日、神戸市中央区の布引中学校であった。2年生約60人が、地元の書道家睦麗(ぼくれい)さん(36)に教わり、自分の名前の一文字を色鮮やかに表現した。(吉田敦史)

 神戸インク物語は、文具専門店のナガサワ文具センター(中央区)が2007年に開発した。「六甲グリーン」などの3色から始まってこれまでに115色が発売され、ご当地インクの先駆けとなった。

 開発に当たった同社の商品開発室長竹内直行さん(66)は、神戸発の文具を世界へ発信しようと入社したことや、阪神・淡路大震災で店が被害に遭ったこと、それから10年を経て神戸インク物語を作り始めたことを語った。

 睦麗さんは、2年生の学年目標にちなんだ「紬」「結」の文字を大きな紙に墨で揮毫(きごう)した。生徒らは「元町ルージュ」「湊川ライム」など15色で、丸く切った半紙に名前の一文字を記した。色とりどりの名前は睦麗さんの文字の周囲に貼り付けて、一つの作品に仕上げた。

 「布引エメラルド」で「夢」と書いた女子生徒(13)は「色合いがきれいで字の印象が明るくなり、自分の名前をもっと好きになった」と話した。

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