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副駅名が加わった虹の駅の看板=神戸市灘区畑原(神戸すまいまちづくり公社提供)
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副駅名が加わった虹の駅の看板=神戸市灘区畑原(神戸すまいまちづくり公社提供)
旧摩耶観光ホテル=神戸市灘区畑原(神戸すまいまちづくり公社提供)
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旧摩耶観光ホテル=神戸市灘区畑原(神戸すまいまちづくり公社提供)
旧摩耶観光ホテルの記念乗車券(神戸すまいまちづくり公社提供)
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旧摩耶観光ホテルの記念乗車券(神戸すまいまちづくり公社提供)

 「廃虚の女王」と呼ばれる「旧摩耶観光ホテル」(神戸市灘区畑原)が6月、国の登録有形文化財となったことを記念し、神戸すまいまちづくり公社は、同ホテルに隣接する摩耶ケーブル「虹の駅」に「旧摩耶観光ホテル前」という副駅名を加えた。ホテルの敷地内は立ち入り禁止だが、ロープウェーや駅横の展望台から全景を一望でき、新たな観光資源として市民や観光客にPRしたい考えだ。(長谷部崇)

 神戸市によると、同ホテルは1930(昭和5)年、摩耶鋼索鉄道(現在の摩耶ケーブル線)の福利厚生施設として建設。戦後売却され、「摩耶観光ホテル」として営業したが、67年に営業を停止した。93年に建物が閉鎖された後は阪神・淡路大震災や台風の被害も重なり、廃虚と化した。

 曲線を強調した優美な建物は廃虚マニアらに注目され、話題のスポットに。虹の駅のすぐ東側にあることから、国の登録有形文化財になったのを機に広くPRしようと、駅名を「虹の駅(旧摩耶観光ホテル前)」に変更した。

 摩耶ケーブル駅と星の駅では来年3月末まで同ホテルの文化財登録を記念する乗車券を千セット限定で販売する。摩耶ケーブルと摩耶ロープウェーの全線往復の大人2人分で、料金は通常と同じ3120円(税込み)。同公社TEL078・647・9810

 また「摩耶山再生の会」は同ホテルの見学ツアーを1月17日と31日、2月7日に実施する。宿泊付きのプランで1日目が同ホテルの見学ツアー、2日目は水道筋商店街ツアーで、参加無料だが、宿泊代や交通費は必要。各回先着10人程度。問い合わせは、宿泊先のゲストハウスMAYA(TEL090・9856・8280)へ。

 「灘百選の会」は、同ホテルで撮影された古いスナップ写真を募集している。事務局TEL090・8826・2251(平日午前11時~午後5時)

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