兵庫県警兵庫署長や刑事部参事官を務めた県警OBの村岡勝さん(87)=神戸市灘区=が、ミステリー小説「カムイ岬に愛を求めて」を自費出版した。県警を退職後、阪神・淡路大震災を経験したショックから「何かに逃げたくておもむろに始めた」のがきっかけという、20年以上にわたる創作活動の集大成と位置づける作品。約半年かけ、スリリングな物語を書き上げた。(井上太郎)
村岡さんは加古川、明石署長などを歴任し、兵庫署長を最後に1994年、県警を退職。震災時はJR西日本神戸支社に勤めており、被災状況の確認に走り回った。壊滅的なまちの状況を目の当たりにし、「自分の中で全ての価値観がひっくり返るような感覚で、とにかく怖かった」と回想する。
不安定な気持ちを唯一吐き出せたのが、書く時だった。文章教室に通い、故郷・丹波市山南町にあった太田城にちなんだ「太田悠(ゆう)」のペンネームでエッセーや小説を執筆。太田城主の家老で、村岡さんのルーツとも考えられる村岡氏の由来に迫る歴史小説や、現場に生きる刑事らを活写したミステリー小説など約50作の中短編を手掛けてきた。2004年には、文芸誌の文学奨励賞を受けている。
新作では、自身も訪れたことがある北海道の神威岬を舞台にした。日本海の荒波が打ち寄せる、その断崖絶壁での「事故による転落」とみなされていた父親の死に疑問を抱いた息子が、真相を探るストーリー。親族や仲間のさまざまな疑惑が見え隠れする中、意外な事実が明らかになっていく。
昨年11月に出版し、県立図書館(明石市)や神戸市立中央図書館など県内各地の図書館に、計約50部を寄贈した。村岡さんは「創作はもともと自分のために始めたが、読んだ人が喜ぶ、楽しめる文章を書きたいのだと後に気付いた。そういう作品に仕上がっていたらうれしい」と話している。
B6判167ページ。

-
神戸
-
神戸
-
文化神戸
-
文化神戸
-
神戸社会連載まとめ読み
-
神戸#インスタ
-
神戸地方行政
-
但馬神戸
-
スポーツ神戸#インスタ
-
教育神戸
-
神戸教育
-
神戸
-
文化神戸神戸ジャズ100年
-
神戸社会連載まとめ読み
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
地方行政神戸
-
神戸新型コロナ
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸山口組分裂騒動
-
神戸
-
文化神戸阪神
-
神戸
-
神戸
-
神戸中学スポーツ
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
文化神戸
-
スポーツヴィッセル神戸
-
神戸
-
西播神戸
-
神戸
-
神戸防災
-
神戸ウクライナ侵攻#インスタ
-
神戸
-
神戸中学スポーツ中学総体
-
神戸文化
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
文化神戸
-
神戸
-
神戸ヴィッセル#インスタ
-
神戸医療
-
三田選挙地方行政神戸
-
神戸地方行政
-
神戸新型コロナ
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸三宮再整備スクープラボ
-
神戸
-
神戸スクープラボ
-
神戸未来を変える
-
防災神戸
-
防災神戸
-
神戸
-
神戸地方行政
-
神戸地方行政
-
神戸
-
文化阪神明石神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸スポーツ
-
神戸
-
神戸
-
スポーツ神戸
-
神戸神戸空港
-
神戸
-
神戸スクープラボ
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸#インスタ
-
神戸淡路
-
文化神戸
-
神戸
-
神戸
-
教育神戸
-
神戸
-
神戸スクープラボ
-
神戸地方行政
-
神戸
-
姫路神戸
-
神戸
-
神戸
-
MARUDORI神戸