播磨灘や大阪湾でイカナゴのシンコ漁が解禁された1日、神戸市内の市場にも春を告げる味覚が並んだ。再開発事業のため今年中に営業を終える垂水廉売市場(同市垂水区神田町)では、2月末に店じまいした鮮魚店が漁の期間限定で特別開店。地元・垂水漁港などで水揚げされたイカナゴを求め、人々が列を作った。(小谷千穂)
神戸市漁業協同組合によると、この日は、垂水、須磨、長田などの港から66隻が出航。午前6時20分ごろから塩屋、垂水沖などで網入れした。初日の水揚げ量は昨年の約半分だという。
1934(昭和9)年に営業を始めた垂水廉売市場は漁港に近いため、シンコ漁の解禁時期に人だかりができる光景が春の風物詩だった。しかし、市場の終了に伴い、イカナゴの販売は今季が最後になる。
同市場内の鮮魚店「木下水産」は前日、閉店したばかりだが、解禁に合わせて特別営業。この日は午前5時半には10人以上の列ができ、同8時半ごろにイカナゴ入りの籠が届くと、客から早速、「5キロちょうだい」などと声が飛び交った。
従業員らが手早く1キロずつ袋に詰め、客に手渡し。朝一番に仕入れた約180キロは1時間で売り切れた。
「もう営業するのも最後になったが、知った顔が並んでくれてうれしい」と創業時から働く正井強(つとむ)さん(79)。「待ってくれとう人がいるから、イカナゴの時期まではやりきりたい」と目を細め、手を動かした。
長年、同市場に通う男性(63)=同区=は8キロを購入。「亡くなった母はこの店でイカナゴやしょうゆを買い、方法を教わり、くぎ煮を作っていた」と懐かしんだ。
今年も母の味をまね、「春の便り」と書いた手紙を付けて方々の知人らに送るつもりだ。「ここのイカナゴがわが家の味。続けてほしかった」と惜しんだ。

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