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90年を祝って飾り付けられた現車両=神戸市灘区高羽西山
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90年を祝って飾り付けられた現車両=神戸市灘区高羽西山
開業当時の六甲ケーブル(六甲山観光提供)
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開業当時の六甲ケーブル(六甲山観光提供)
2代目の車両(六甲山観光提供)
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2代目の車両(六甲山観光提供)
代々の車両などを紹介するパネル展=神戸市灘区高羽西山
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代々の車両などを紹介するパネル展=神戸市灘区高羽西山

 六甲山上と神戸の街を結ぶ六甲ケーブルが10日、開業から90年を迎えた。六甲ケーブル下駅(神戸市灘区)の待合室では、開業当初のケーブルカーや六甲山上駅前であった盆踊り大会などの歩みを振り返る写真パネル展を開催。山上の飲食施設とともに90年にちなんだユニークなメニューも考案し、多様な仕掛けで節目の年を盛り上げる。(貝原加奈)

 運行する六甲山観光によると、六甲ケーブルは1932(昭和7)年に運行を開始。六甲ケーブル下駅-六甲山上駅間の約1・7キロを約10分でつなぎ、観光客や市民に親しまれてきた。

 神戸の街とともに、戦禍や災禍に多く見舞われた。

 創業時、中間にあった「清水駅」は38年の阪神大水害で倒壊し、なくなった。

 太平洋戦争では終戦までの約半年間、営業を休止した。終戦後は、六甲山でゴルフを楽しむ米軍関係者の足として使われた。

 1995年の阪神・淡路大震災では落石などでレールを破損。約半年にわたり運休を余儀なくされた。

 近年はアジアからの観光客誘致に力を入れ、2019年には外国人観光客が約17万人に上った。しかしその後、新型コロナウイルス禍で利用は半減している。

 「六甲ケーブルは皆さんの力を借りて困難をいくつも乗り越えてきた」と振り返る同社運輸部の仲井則彦営業課長(52)。「ぜひ足を運んで、一緒に盛り上げてほしい」と呼び掛ける。

 10日に乗車した会社員男性(54)=同市東灘区=は幼い頃、祖父母と来て以来、約45年ぶり。「子どもの時も天気が良くて、気持ち良かった記憶がある」と懐かしんだ。

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 開業90年に合わせた企画は盛りだくさんだ。

 12日~4月30日の土日・祝日は、缶バッジを六甲ケーブル下駅で配布する(各日先着100人)。

 同駅待合室での写真展では、初代、2代目(1959年~1999年)の車両や、土橋駅舎(現六甲ケーブル下駅)の写真などを紹介している。六甲山上駅では、六甲山観光の社員が撮影した自然豊かな写真のスライドショーを見られる。どちらも来年3月9日まで。

 車内では六甲ミーツ・アート芸術散歩に寄せられた作品の展示を楽しめる。

 3月19日からは、六甲ガーデンテラス「フードテラス」のジンギスカンラーメンの具材を山盛りにできるチケットを乗客に配布。六甲山上駅の「テンランカフェ」では厚さ90ミリのパンケーキや、2台のケーブルカーの色をイメージしたソーダを特別に味わえる。

 六甲ケーブル下駅TEL078・861・5288

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